PubMedID | 21909116 | Journal | Nature, 2011 Oct 13;478(7368);204-8, |
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Title | Diffraction-unlimited all-optical imaging and writing with a photochromic GFP. | ||
Author | Grotjohann T, Testa I, ..., Jakobs S, Hell SW |
京大松田道行研の上岡裕治さんのスレッド(http://www.lif.kyoto-u.ac.jp/imaging/forum/thread.php?id=10)にレスしましたが、異なる論文についてでしたので、改めてスレッドを立ち上げます。上岡さんが「新しいphotoswichable蛍光タンパク質Dreiklang」を紹介しましたが、Hellのラボから同日付で別のフォトクロミック蛍光タンパク質rsEGFPがNatureから発表されています(PubMedID;21909116)。Dronpaとほぼ同じ波長特性で安定性が格段に向上しているようです。
さて、Driklangがon offスイッチが、励起とは関係なく行えるところのメリットは、何がありますでしょうか?
結局、rsEGFPもDriklangもHellたちは超解像に応用しているんですが、使い分けみたいところがいまいちよく理解できませんでした。
また、超解像以外にどんなことに使えそうだと思われますか?
ところで、個人的な興味なんですが、
Driklangはドミソのような和音のことをいうんですが、どのstateがそれぞれどの音に対応するのかなぁ?と考えて楽しんでいます。音楽通の方、どう思われますか?とりあえず、on stateの基底状態が「ド」かなと思っています。
上岡さんのスレッドも含めて皆さんと議論ができれば嬉しいです。
1 | 京都大学医学研究科 松田 道行 研 上岡 裕治 | DreiklangとrsEGFP | 2011/11/29 |
超解像用フォトクロミック蛍光タンパク質を開発していたら2つできたからNatureとNat Biotech.に出しちゃえ、というのが正直なところだったのではないでしょうか。。。
Dreiklangは二波長切り替えを「売り」して、rsEGFPは「改良型ドロンパ」みたいな扱いですね。 超解像以外に限定するならば、個人的にはFig. 3Aの'PacMan' movieのような光メモリー素子としてのDreiklangの使い方は面白いと思います。 そのほか細胞質で分子拡散を計測するのにrsEGFPはいいのではないでしょうか? 音符を読めない私には音の対応は全くわからないです・・・・。 |
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2 | 筑波大学 分子薬理学 三輪佳宏 | Driklangについて | 2011/11/29 |
すいません、本質的じゃないかもしれませんが、せっかくなので佐々木さんにお応えして。
> ところで、個人的な興味なんですが、 > Driklangはドミソのような和音のことをいうんですが、どのstateがそれぞれどの音に対応する > のかなぁ?と考えて楽しんでいます。音楽通の方、どう思われますか?とりあえず、on stateの基底状態が「ド」かなと思っています。 どちらかというと、単音をあてるのではなく和音をあてたいと思います。 「On」の状態はドミソの和音 =どこにでも変化できる基本形 「Off」の状態はド♭ミソの短調の和音 =内部(ミの音)がちょっとだけズレ(半音下がっ)て、暗く(響くように)なるから。 「515nmで励起」の状態はドミソシの属7の和音 =余分な高いエネルギー(シの音)をもらって不安定(な響き)で、次には基底状態(の ドミソの和音)に行きやすいから。 で、いかがなもんでしょう? |
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3 | 愛媛大学医学系研究科 分子病態医学分野 今村健志研 今村健志 | 上岡さん、早速のレスありがとうございます。 | 2011/11/29 |
上岡さんのご意見に賛成です。最初からNatureとNat Biotechなのか、または違う雑誌に出したのでは..なんて考えていました。光メモリー素子については、私自身、宮脇さんからドロンパの話を聞いた時に感激しましたが、いったいタンパク質でどこまで応用可能かよくわかりません。宮脇さん、教えてください。
ところで、先日、日比さん@北大根本研から超解像の話が出て、井上さん@愛媛大学からSIMの紹介の話が出ましたが、PALM/STORMなどの超解像用プローブの将来ってどうですかね、神谷さん、または小澤さん? 皆さんのお名前を勝手に出してすみませんが、心当たり有る方は是非投稿頂ければ幸いです。もちろん名前が出ていない方も大歓迎です。 追伸:上岡さんと同様に音符を読めない私(昔はピノをやっていたはずなのですが...)にも音の対応は全くわからないのですが、弦楽アンサンブルが趣味の佐々木さんが言うので、なるほどと思っていました。三輪さんからレスにはビックリしましたが、佐々木さんの意見とは少し違い面白い回答ですね。三輪さんいつもありがとうございます。 |
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4 | 愛媛大学医学系研究科分子病態医学 今村健志研 佐々木真理 | なるほど | 2011/11/29 |
本論とはずれますが音楽のところに反応してくださってうれしいです。三輪さんの意見の方が深いですね。
私は単純に ド;基底状態 ミ;off ソ;励起状態(光る) かなぁ・・などと思っておりました。 ドとソはペア的な側面があって、ミはドソとはちょっと異なった性格をもっていますので。どなたか学会などで著者らに会いましたら聞いてみてほしいところです。(単純な興味として) 引き続きDreiklangのおもしろい応用方法のアイディアがありましたら、教えていただければと思います。 |
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