PubMedID |
22357757 |
Journal |
Proc Natl Acad Sci U S A, 2012 Mar 6;109(10);3850-5, |
Title |
Protein disulfide isomerase homolog PDILT is required for quality control of sperm membrane protein ADAM3 and male infertility. |
Author |
Tokuhiro K, Ikawa M, Benham AM, Okabe M |
大阪大学・微生物病研究所・感染動物実験施設 岡部・伊川研 伊川 正人 2012/03/31
成果報告
論文の主旨はイメージングとは異なりますが、解析にイメージングを用いています。
『要旨』S-S結合を触媒するProtein disulfide isomeraseの精巣特異的ホモログPDILTをノックアウトすると、精子膜タンパク質ADAM3の品質管理がおかしくなり、結果としてADAM3の無い精子ができる。ADAM3欠損精子は子宮から卵管に移行できず不妊の原因となる。
この様子を精子の頭部先体部分をEGFP、ミトコンドリアをDsRed2でタグしたトランスジェニックマウスを用いることで子宮や卵管越しにいる精子を観察しました。
今後はこのマウス精子を使って、体外に取り出した精子と卵子の受精ではなく、体内で起こっている受精を可視化したいと考えています。