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PubMedID 23770755 Journal Nat Methods, 2013 Jun 16; [Epub ahead of print]
Title Near-infrared fluorescent proteins for multicolor in vivo imaging.
Author Shcherbakova DM, Verkhusha VV
筑波大学 人間総合科学研究科  三輪研究室    杉山結香     2013/07/22

iRFPによる近赤外多色イメージング
Verkhushaのグループより、以前作成されたiRFP(iRFP713)に変異を加えてさらに2種類(iRFP682, iRFP720)、またiRFPとは異なるサブタイプのバクテリオフィトクロムを出発材料に2種類(iRFP670, iRFP702)、の計4種類の異なる波長特性のiRFPが報告されました。
(波長の順に並べると、iRFP670, 682, 702, 713(従来品), 720の5種類)。
オリジナルのiRFP713と同様に、発色団にBilliverdin(BV)を要しますが、BVとの親和性が高く、BVを添加せずとも細胞内および生体内で十分な蛍光強度を持ちます。タンパク質の安定性やpKaもiRFP713と同等であると考えられます。

さらに、これらのiRFPを用いたスペクトル解析による、in vivoおよびin vitroでの近赤外多色イメージングの実例も示されています。

すでに当領域により配布していただいているiRFP713と新たに作成されたiRFP670を組み合わせた2カラー近赤外イメージングはIVISを用いて十分可能そうなので、一刻も早くチャレンジしてみたいと考えています。
   
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