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代表研究者 | 動画の解説 | 動画 |
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松田道行 | 腎上皮由来細胞の管腔構造の形成過程におけるCdc42の活性をFRETバイオセンサーで可視化した。 Cdc42は管腔の内部において活性が高く(赤色)、側部や底部においては活性が低い(緑色〜青色)ことが観察された。 |
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小腸内腔にLPSを投与して炎症を惹起し、ERK活性のFRETライブメージングを行った。(左:FRET ratio画像、右:YFP蛍光画像) 白い四角枠は好中球が血管外遊走している場所を示す。血管内皮細胞に付着した好中球のERK活性は血中を流れている好中球よりも高い。 丸い枠はリンパ管内を流れるリンパ球を示す。 |
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宮脇敦史 | 次世代Fucci(細胞周期インディケータ)を恒常的に発現するHeLa細胞の増殖の様子。 インキュベータ顕微鏡(LCV100) により、140時間にわたり観察した。 G1期は赤色、S/G2/M期は緑色の蛍光を発する。ライブイメージングにより時空間情報を得る事が可能である。 (Dr. Roger Tsien のノーベル賞記念講演で紹介いただいたムービーである。) |
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今村健志 | 細胞質をRFP(赤)、核をGFP(緑)で標識したヒト線維肉腫HT1080細胞を作製し、 スキンフラップ法(Hoffmanら)を用いて血管内に移植し、生きているマウスの血管内を移動するがん細胞をリアルタイムでイメージングした。 | |
Fucciシステムを導入したヒト乳がん細胞株MDA-D細胞をヌードマウスの左心室に注射し、骨転移した部位で、がん細胞の細胞周期を観察した3D画像 | ||
根本知己 | 麻酔下のマウス大脳新皮質全層、白質、白板、海馬の神経細胞のin vivo可視化。 根本班は昨年度、新規 in vivo 多光子顕微鏡により、生きたマウスの脳表から1.4mmという、世界最深部にまで到達することに成功した。 |
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岡田峰陽 | リンパ節内に悪性黒色腫細胞(緑)が浸潤する様子を2光子レーザー顕微鏡により可視化した。 免疫細胞(赤色)とリンパ節表層のコラーゲン繊維(青)を同時に観察している。 |
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リンパ節内で応答中の濾胞外縁部のB細胞(緑)が、転写因子Bcl6依存的に胚中心(青)へと移入する様子を、二光子顕微鏡で観察および解析結果。 赤は応答していないポリクローナルB細胞、紫はリンパ節被膜。スケールバー:50μm。 |
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石井 優 | 骨髄内の生体2光子励起イメージング。緑色(Ubc-EGFP)の血液細胞と、
赤色(beta-actin-DsRed2)の血液細胞を混ぜて骨髄移植したキメラマウスを用いてイメージングしている。 緑色と赤色の細胞が相互作用を行い、一部では互いに融合して黄色(緑+赤)の巨細胞となっている様子が観察される。 |
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福原茂朋 | 血管内皮細胞で特異的にFucciバイオセンサーを発現するトランスジェニックゼブラフィッシュを樹立し、蛍光生体イメージングを行うことで、頭部血管形成過程における内皮細胞の細胞周期を観察した。 赤色(核移行型mCherry)は血管内皮細胞の核を、緑色(mVenus-geminin)はS/G2/M期の血管内皮細胞を示している。内皮細胞は細胞周期を活発に回転させながら、新たな血管を作り出している様子が分かる。 |
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血管内皮細胞で特異的にFucciバイオセンサーを発現するトランスジェニックゼブラフィッシュを用いて、節間血管形成過程の内皮細胞の細胞周期を、上記動画と同様に、観察した。 背側大動脈から、細胞周期を回転させた内皮細胞が出芽し、背側に遊走する過程で1回細胞分裂をすることで、節間血管が形成されることが分かった。 |
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血管で特異的にGFPを発現するトランスジェニックゼブラフィッシュを用いて、胎生期に節間血管ができる様子をタイムラプスイメージングにより解析した。 その結果、血管パターニングを規定する血管先端細胞(伸長する血管の先端に位置する細胞)が、フィロポディアの伸縮を通じて血管が伸長する方向を決定する様子が観察された。 |