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研究課題

2つの新技術を応用したイメージング手法の確立

研究代表者(所属):三輪佳宏(筑波大学 医学医療系・講師)

研究内容

 三輪佳宏
 私達の研究テーマは、培養細胞のイメージングやフローサイトメトリーによるソーティングから、生きた動物への移植実験と体内全てのin toto蛍光イメージング、そして狙いを付けた局所での高解像度多重イメージングまでを一貫して簡便に行うことができる蛍光イメージング実験系を構築することです。様々な検査を通じてヒトの患者さんから得られる情報と同じぐらいの量と精度の情報をマウス達からも得られるようになれば、様々な高次機能の基礎研究はもちろん、前臨床研究にも役立つと期待されます。その実現のためには、中でも体内を全身にわたって3次元に蛍光スキャンする手法が技術的に解決すべき課題も多く、本領域ではこの技術開発に中心的に取り組みます。ほ乳動物の体内は近赤外であれば伝播できるので、タンパク質分解を自在に制御する手法とも組み合わせることにより、近赤外での高度な時空間分解イメージングを実現することを目指します。

代表的論文3編

Environmental polarity estimation in living cells by use of quinoxaline-based full-colored solvatochromic fluorophore PQX and its derivatives.
Kudo, K., Momotake, A., Tanaka, J.K., Miwa, Y., Arai, T.
Photochem Photobiol Sci, 11, 674-678, (2012).

Tsukuba-green: A fluorescent dye that emits Greenfluorescence useful for live-cell imaging.
Senda,N., Miwa, Y., Tanaka, J., Momotake, A. and Arai, T.
Chem Lett, 39, 308-310, (2010).

Monitoring cellular movement in vivo with photoconvertible fluorescence protein "Kaede" transgenic mice.
Tomura, M., Yoshida, N., Tanaka, J., Karasawa, S., Miwa, Y., Miyawaki, A., Kanagawa, O.
Proc Natl Acad Sci U S A, 105, 10870-10875, (2008).


関連HP  筑波大学大学院 人間総合科学研究科 生命システム医学専攻 分子薬理学 蛍光バイオイメージングチーム
(http://bit.ly/aAyEzt)

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