トップアニメーション

研究課題

細胞膜でのシグナル伝達を探索する遺伝子コード型分子プローブ

研究代表者(所属):佐藤守俊(東京大学大学院 総合文化研究科・准教授)

研究内容

 佐藤守俊
 細胞内で生起する様々なシグナル伝達の可視化計測を目的として、我々を含めた世界中の研究室で、蛍光共鳴エネルギー移動に基づく数多くの蛍光プローブが開発されている。しかし、光の回折という物理現象のため、同蛍光プローブに代表される既存技術で得られる空間分解能が著しく低くなることが、当該既存技術が越えられない壁となり、生命現象を分子レベルで理解する上での大きな障害になっている。
 本研究では、新しいコンセプトの蛍光プローブを創製し、これを用いて細胞膜で生起する分子過程を、分子のサイズに近い空間分解能で蛍光イメージングする技術を開発することを目的として研究を遂行する。

代表的論文3編

Imaging Diacylglycerol Dynamics at Organelle Membranes.
Sato, M., Ueda, Y. and Umezawa, Y.
Nat Methods, 3, 797-799, (2006)

Production of PtdInsP3 at Endomembranes is Triggered by Receptor Endocytosis.
Sato, M., Ueda, Y., Takagi, T. and Umezawa, Y.
Nat Cell Biol, 5, 1016-1022, (2003)

Fluorescent Indicators for Imaging Protein Phosphorylation in Single Living Cells.
Sato, M., Ozawa, T., Inukai, K., Asano, T. and Umezawa, Y.
Nat Biotechnol, 20, 287-294, (2002)


関連HP  東京大学大学院 総合文化研究科(http://system.c.u-tokyo.ac.jp/common/professor/sato.html)

DNA配布サービス
蛍光タンパク質等のhumanized cDNAを配布しています。
動画ギャラリー
「百聞は一見に如かず」
班員の自信作をご覧ください。
バーチャル
 イメージングセンター

蛍光生体イメージングに興味のある研究者をサポートする活動です。
フォーラム
蛍光生体イメージングの技術から応用に関するまでの論文を紹介、評論するサイトです。参加自由ですので、奮ってご参加ください。
実験プロトコルなど
蛍光生体イメージング実験に関するプロトコルからイメージング機器に関する情報まで幅広く技術を紹介します。奮ってご利用ください。
オンライン総説
同仁化学とのタイアップによる本領域計画班員のオンラインの総説です。

ホーム > 研究組織 > 公募班A01 > 研究課題