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modified   2013-06-11


----  ----    青木一洋     2012/04/13

イメージングデータのバックアップや管理
みなさま

多次元イメージング研究の発展により、イメージングデータは膨大になっていく一方です。これらをどのように効率的にバックアップ、管理、処理していくのかは、今後避けては通れないような問題な気がしています(っていうか、松田研ではすでにこの問題に直面しています・・・)。

そこで、みなさんは、イメージングデータをどのように管理、バックアップされていますか?

具体的には以下のような点です。

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?データのバックアップや管理
・個人単位では?外付けHDDがメイン?RAIDは?
・ラボ単位でのデータ管理は(捏造などの防止のため)?ネットワークファイルサーバー?管理していない?

?イメージングデータの転送
・顕微鏡制御用のPCからLAN経由で個人のローカルPCへ転送?外付けHDDでデータを移動?
・USB3.0? eSATA?

?イメージング結果のデータベース化
・誰がいつどの顕微鏡でどのような実験をしたのか、アノテーションを取る?
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現状や今後の展望など、ご意見、ご議論していただければと思います。また、上記の問題点以外にも何かありましたら、それも提案していただければ幸いです。

よろしくお願いします。

青木

   
   本文引用

1 ----  ----  北野正寛 データのバックアップや管理 2012/04/14
に関して、ほとんどの方がご存知のような月並みな答えですみませんが、参考になればと思い書き込みます。

Mac のデータは Time Machine で、Windows のデータは Win7 の backup 機能を使って、システムまるごとの差分バックアップを毎日2回(昼飯時と晩飯時)やってます。バックアップ先は、Mac はTime capsule, Win は USB 接続のポータブル HDD (1TB) です。ほんとは RAID にしたほうがいんでしょうが、やってません。そのかわりといってはなんですが、上記システムはバックアップ先がいっぱいになると古いファイルから消していってしまうようなので、たまにタイミングを見計らって(私は、マシンのデータがいっぱいになって消す直前のタイミングにしていますが)、別の HDD に同様のバックアップを行って、そっちはあんまり触らないようにしています。

上記のように私はシステムまるごとバックアップしていますが、Mac Win どちらもバックアップ元のフォルダを指定できるはずですので、ラボ用に残しておくべきフォルダだけを、決まった日時にラボのネットワークドライブに差分バックアップする、という芸当もできるはずです。この場合、巨大ラボで全員が同じ時間に同じ HDD に書込みをするとなると大変なことになりそうな気がするので、メンバーごとに時間をずらして設定するとか、もしくは個人個人でラボ用、個人用とドライブを分けて自動保存しておくのが良さそうに思います(後者のほうが安全そう)。

データのバックアップは、考えずにやるのが一番だと思います。

あと、Mac の Time Machiene はデフォルトだと1時間おきとかに書込みをしてうざいので、TimeMachineEditor (http://timesoftware.free.fr/timemachineeditor/) というのをダウンロードして飯の間にバックアップするようにしてます。
      
   本文引用
2 ----  ----  井上 貴文 data backup 2012/04/14
私の研究室ではMac のサーバー(OS-X server)をひとつ置いて、全メンバーがアカウントとホームディレクトリを持っています。実験装置(ほとんどはMac)のデータはひとまずローカルのディスクに書き込みますが、基本的にサーバーの自分の領域にネットワーク越しに移動します。オフラインの解析は研究室のどのMacからでも、自分のサーバーにログインして同じように操作できます。Windows PCからでもサーバはマウント出来るので、Windows PCで解析することももちろん出来ます。OS-X serverへのWindowsPCのアクセスはtrickyでうまくいかないこともありますが。

データの半分は電気生理であり、まだ画像データがそんなに大規模でないので、サーバーのデータ用ディスクは1TB程度の使用です。最近4TBのHDDにしたので、まだ何年かいけそうです。データのバックアップは、このサーバのデータ用ディスクのバックアップとして一括してやっています。週に数回深夜に自動バックアップ(SuperDuperを使っています)し、また研究室の被災を考え、月に数回自動バックアップで建物と異なる場所にある別のサーバーに丸ごとコピーしています。後者の頻度が低いのは、丸ごとバックアップしているので、サーバのデータを間違えて消去するとバックアップサーバのデータもバックアップ時に消えてしまうので、そのようなことがあっても、1,2週間以内なら2番目のバックアップサーバに残っているからです。

古いデータはDVDあるいはBlueRayメディアに移してゆくことになります。

サーバに全体のデータがある利点は、学生が卒業しても、データはフォルダーの名前等がしっかりしていれば引き継ぎが簡単であることです。また、サーバの各人の領域はそれぞれしか見られないようにしているので、メンバー間の悪意のある操作はありません。必要があれば管理者権限を使って、データ領域のアクセス権を変更します。
      
   本文引用


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