Histone-H2B-iRFP670融合蛋白質を作って、Lifeact-EGFP(アクチン線維結合型EGFP)、PACT-mKO1(中心体局在型mKO1)と一緒にE13マウス胎仔脳に遺伝子導入、スライス培養下でニューロンのアクチン、核、中心体の挙動を3色ライブ観察してみました。使用したシステムは以下のようになります。
OLYMPUS FV1000
UPLFL 40X (NA 0.75) objective
Lifeact-EGFP: 0.7% 473 nm (BA 490-540)
PACT-mKO1: 1.7% 559 nm (BA 575-620)
H2B-iRFP670: 5.0% 635 nm (BA 655-755)
以前、プロトタイプのH2B-iRFPを使ったときの条件と比較して:
LynN-EGFP: 1.0% 473 nm (BA 490-540)
PACT-mKO1: 1.8% 559 nm (BA 575-620)
H2B-iRFP: 7.0% 635 nm (BA 655-755)
635nmレーザーの出力を5%から7%へ30%ほど削減しても、より明瞭な像が得られるようになっています。635nm励起の場合、iRFPからiRFP670に切り替えることの利点は大きいと思います。
H2B-iRFP670は榊原まで連絡くだされば分与可能です。