PubMedID |
22157958 |
Journal |
Nat Struct Mol Biol, 2012 Jan;19(1);117-21, |
Title |
Fluorescent fusion protein knockout mediated by anti-GFP nanobody. |
Author |
Caussinus E, Kanca O, Affolter M |
愛媛大学医学部 今村研究室 本蔵直樹 2012/03/12
特異的タンパク質分解法(指定論文)
GFP融合タンパク質を(ラクダ由来)ナノ抗体を用いて特異的に分解する新たな方法。
すでに存在するラクダやラマのナノ抗体のGFP認識抗体(Nature methods 2006 & JBC 2007)のヘビーチェーン(抗原認識部位)のみをSlmb のF-box配列と融合した新規分解プローブ(deGradFP)を作成した。
これを使うとGFP(YFPなども)融合タンパク質がSCFs複合体に取り込まれ特異的にユビキチンプロテアソーム系により分解を受ける。
これにより特異的分解を可能とした。(類似法は以前から存在するが)
また細胞質、核内、膜タンパク質(GFPが細胞内にあるもの)のいずれも壊せるようである。
またゼブラとショウジョウバエ似かんしてはラインも作成されているみたいなので、それを利用する研究者にはお手軽に使用できるみたいです。
(光操作ではありませんが、先の論文と組み合わせることで光操作も可能だと思われます。)